地雷になる言い回し。フォーム営業で嫌われる表現の具体例
最終更新 2026年08月22日
件名と締めで「営業感」が出る典型パターン
件名に「ご提案」と「ご案内」を両方入れると、二重に売り込んでいる印象になり営業感が強すぎると受け取られやすい。どちらか一方に絞る。
- 件名は「ご提案」か「ご案内」のどちらか片方だけにする
- 件名で煽って本文が穏当、という乖離がないか送信前に見比べる
初回メールなのに「今後ともよろしくお願いいたします」で締めると、既存取引先と誤認されて違和感を与える。初回は「今後ともよろしくお願いいたします」ではなく、初対面であることが伝わる締めにする。
- 初回は「突然のご連絡失礼いたします」など初接触とわかる言葉を入れる
- 「先日お送りした件について」のように過去接触を装う書き方は、履歴を確認されればすぐ嘘だと発覚するため使わない
装飾と言葉の使いすぎが威圧感になる
太字・下線・色文字を1メールに5箇所以上使うと威圧的と感じられやすい。装飾は「一番読んでほしい1箇所」だけに絞る。
- 装飾は本文中1〜2箇所までにする
- 「何卒よろしくお願い申し上げます」は毎段落ではなく本文末尾の1箇所だけに使う
- 「〜という認識でよろしいでしょうか」の確認文も1箇所に絞る。連発すると押し付けがましくなる
「弊社サービス」を1文中に2回以上繰り返すと自社中心の印象になりやすい。2回目以降は「本サービス」に言い換える。
- 「弊社サービス」は初出のみ、以降は「本サービス」に置き換える
- 「弊社の強み」を7項目も箇条書きにすると長すぎて途中で読むのをやめられやすい。絞り込んで3項目程度にする
テンプレだと見抜かれる表現
「お手隙の際にご確認いただければ」を毎回同じ文面で使い続けると、テンプレ営業だとすぐ見抜かれて削除されやすい。相手や状況に応じて言い回しを変える。
- 定型文は複数パターン用意し、送信のたびに言い回しを変える
- フォロー文面も1パターンの使い回しは「毎回同じ内容」と苦情が出やすいため、最低でも2〜3パターン用意する
- 「本メールにお心当たりがなければ」という前置きは送信目的を疑わせ、開封後すぐ削除されやすいため書かない
「限定◯社様のみ」という希少性の訴求は、一斉送信だと察された瞬間に信頼を損なう。CC欄に他社名が見える設定のまま送ると、大量送信だとすぐ切られる。
- CC欄は必ず自社関係者のみか、宛先ごとに個別送信にする
- 「限定◯社様のみ」は個別対応が伴わない限り書かない
根拠のない数字と自慢が疑われる
「弊社比150%改善」のような比較元不明な数字は、最初の1行で疑われやすい。数字を出すなら比較対象と時期を明記する。
- 数字を書くときは「何と比べて」「いつの時点か」を必ず添える
- 相手企業の実績データは古いまま引用すると調査不足が露呈するため、直近1年以内の情報のみ使う
- 「弊社は業界No.1の実績が〜」という一方的な自慢は広告として読まれ、自分ごと化されにくい
- 「他社様でも導入実績多数」という他社依存の訴求も、個別提案がなければ読み捨てられやすい
「多機能で汎用性が高い」という説明は、相手の1課題に絞らない限り検討対象から外されやすい。
- 訴求は相手の課題を1つ特定し、その1点にだけ絞って書く
行動が生まれない締め方
「ご興味がおありでしたら」の一文だけで終わる締めは、行動を促さず未読のまま放置されやすい。次に何をしてほしいか具体的に書く。
- 「ご自由にご覧ください」だけで終わらせず、「3ページ目だけでもご覧ください」のように具体的な行動を1つ指定する
- 返信フォーム誘導だけでは「返信しづらい」と言われやすいため、直接返信できるアドレスを本文に書く
- 「一度お電話でご説明させてください」は電話を嫌う相手には逆効果になりやすいため、文面のみで完結する旨を明記する
初回は相談形式なのに2通目で急に価格提示に切り替えると「結局売り込みだった」と失望されやすい。段階を急に飛ばさない。
- 初回で相談形式にしたら、次のメールでも同じ温度感を保つ
- 価格提示は相手から具体的な検討段階に進んだ後にする
細部の詰めが信頼を左右する
「弊社サービスをぜひ体感してください」のようなカタカナ多用の表現は、若者向けと誤解され敬遠されやすい。相手の業種や年齢層に合う言葉を選ぶ。
- カタカナ語は多用せず、相手が普段使う言葉に寄せる
- 『株式会社』を省略して社名だけ書くと軽く見えるため、正式名称をコピーして確認してから貼り付ける
- 「弊社代表よりご挨拶申し上げます」という形式ばった代表者名義は距離感を感じさせやすいため、担当者名義で書く
- 「ご多忙のところ」と書いたのに長文を送ると矛盾するため、本文は400字以内に収める
今日からやれることは次の通り。
- 送る前に件名と締めの重複・矛盾がないか見直す
- 装飾は1〜2箇所、確認文は1箇所に絞る
- テンプレ文言とフォロー文面は複数パターン用意する
- 数字を書くときは比較対象と時期を添える
- 締めには具体的な次の行動を1つだけ指定する
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