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入札の落札率とは?計算式と目安を徹底解説

公開: 2026-08-16 / 更新: 2026-08-16

落札率とは、発注機関が算定した「予定価格」に対して、実際の「落札金額」がどれくらいの割合だったかを示す数値のことです。計算式は「落札金額 ÷ 予定価格 × 100」で求められ、一般競争入札では70〜95%程度になるケースが目安として多く見られます。

入札に参加する事業者にとって、落札率は自社の見積もり精度や価格戦略を見直すための重要な指標です。以下で計算方法から実務での活用方法まで、具体例を交えて解説します。

落札率とは何か?計算式と目安をおさえるガイド

落札率の計算式

落札率は次の式で算出します。

落札率(%)= 落札金額 ÷ 予定価格 × 100

例えば予定価格が1,000万円の案件で、900万円で落札された場合、落札率は90%となります。予定価格は発注機関が事前に積算して設定するもので、入札前は非公開のケースがほとんどです。

落札率の目安・相場

公共工事や物品調達など案件の種類によって傾向は異なりますが、一般的には以下のような目安で語られることが多いです(※あくまで参考値であり、案件・自治体によって大きく異なります)。

数値の解釈には注意が必要で、案件規模や競争参加者数、地域性によっても変動します。正確な統計や制度の詳細は中小企業庁などの公式情報もあわせて確認してください。

落札率が示す意味は何か

落札率が高い場合に読み取れること

落札率が95%を超えるような高水準になると、「競争が働いていないのでは」「談合の可能性があるのでは」といった指摘がされることがあります。ただし高い落札率が必ずしも問題を意味するわけではなく、積算精度の高い事業者が適正価格で応札した結果というケースも多くあります。

落札率が低い場合に読み取れること(ダンピング/低入札価格調査)

逆に落札率が著しく低い場合、いわゆる「ダンピング受注」に該当する恐れがあり、発注機関側で「低入札価格調査制度」や「最低制限価格制度」を設けて対応しているのが一般的です。最低制限価格は予定価格の66.6%〜85%程度に設定されることが多いとされますが、これも自治体・案件ごとに基準が異なるため、必ず入札公告や案件要項で確認する必要があります。

落札率の調べ方・情報の探し方まとめ

発注機関の入札結果公表ページを確認する方法

国や自治体の多くは、入札結果を予定価格・落札金額・落札率つきで公表しています。まずは発注機関の公式サイトの入札情報コーナーを確認するのが基本の手順です。

1. 発注機関(国・都道府県・市区町村)の公式サイトにアクセス

2. 「入札情報」「契約情報」などのページを探す

3. 過去の入札結果一覧(PDFやCSV)をダウンロード

4. 案件種別ごとに落札率を集計・比較する

入札情報サービス(PPI)の活用

国が運営する入札情報サービスのほか、民間の入札情報データベースを使えば、複数の発注機関の落札率データをまとめて確認できます。過去の類似案件の落札率を把握しておくことで、自社の見積もり精度を検証する材料になります。

関連記事もあわせてご覧ください。

落札率を意識した入札戦略の実務ポイント

積算精度を高める

落札率だけを見て「このくらいの割合で入れれば通る」と安易に判断するのは危険です。編集部でも過去3年間、複数の自治体案件の落札結果データを追ってきましたが、同じ「90%前後」という落札率でも、案件の内容や競合状況によって適正な入札金額は大きく変わることを繰り返し確認しています。まずは自社の実行予算を積算し、その上で過去の落札率データを参考値として照らし合わせる進め方が実務的です。

最低制限価格・調査基準価格の理解

低価格すぎる入札は失格になる可能性があるため、最低制限価格や低入札価格調査基準価格の設定有無を入札公告で必ず確認しましょう。制度の詳細や運用は発注機関により異なるため、不明点は発注担当窓口や国土交通省などの公式情報で確認することをおすすめします。

落札率にまつわる失敗例

いずれも、落札率という数値の背景にある積算内容や競争環境を確認しないまま判断したことが原因です。

落札率データを活用する際の注意点

落札率は便利な指標ですが、単体の数値だけで入札戦略を決めるのは避けましょう。案件ごとの工期・地域・発注者の傾向・競合数などを総合的に見て、自社の見積もりと照らし合わせることが重要です。制度の解釈や個別案件の判断に迷う場合は、発注機関の担当窓口や専門家に確認することをおすすめします。

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まとめ:落札率の見方を押さえて入札戦略に活かそう

落札率は「落札金額 ÷ 予定価格 × 100」で算出され、案件の競争状況や積算精度を読み解く手がかりになります。ただし数値の高低だけで判断せず、最低制限価格や低入札価格調査制度の仕組みも踏まえた上で、自社の積算と照らし合わせて活用することが大切です。

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編集部コメント

入札コンパス編集部では、日々複数の自治体・省庁の入札結果データを収集・比較しています。落札率は一見シンプルな数値ですが、案件背景を読み解くには積算実務の知識が欠かせません。今後も現場目線での実務記事を発信していきます。

よくある質問

Q. 落札率とは具体的にどう計算しますか?
A. 落札率は「落札金額 ÷ 予定価格 × 100」で計算します。例えば予定価格1,000万円の案件を900万円で落札した場合、落札率は90%です。予定価格は入札前は非公開が一般的です。
Q. 落札率が高いと談合を疑われるのですか?
A. 落札率が高いこと自体が談合を意味するわけではありません。積算精度の高さや競争参加者数の少なさなど複数の要因が影響します。不正が疑われる場合は発注機関が個別に調査を行います。
Q. 落札率の目安はどれくらいですか?
A. 案件の種類により異なりますが、一般競争入札では70〜95%程度が目安とされることが多いです。ただし自治体や案件ごとに差があるため、あくまで参考値として捉えてください。
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