食べたものが、からだになる
ホーム › 雑穀の基本と炊き方

圧力鍋で玄米を炊く方法|水加減と時間の目安【2026】

公開: 2026-09-21 / 更新: 2026-09-28 ・ 読了 約4分

この記事の要点

  • 玄米1合に水200〜220ml、浸水は夏3〜4時間・冬6〜8時間が基準
  • 加圧15〜20分、蒸らし15〜20分が炊き上がりを左右するポイント
  • 芯残り・べちゃつきは浸水不足や水加減の誤りが主な原因

圧力鍋での玄米の炊き方は「浸水・加圧・蒸らし」の3工程で決まる

圧力鍋で玄米をおいしく炊くコツは、浸水を十分にとり、加圧時間を短めに設定し、蒸らしをしっかり行うことです。白米と違って玄米は表皮が硬いため、この3つの工程を省略すると芯が残ったりべたついたりする失敗につながります。

以下では、実際の水加減や時間の数値、よくある失敗例、保存の仕方までまとめてお伝えします。栃木・矢板のミレットハウスで雑穀の料理教室を開いているミレットスタイルの視点から、家庭で再現しやすい手順を紹介します。

圧力鍋で玄米を炊く基本の手順

1. 玄米を洗う

玄米は白米ほど強くとがずに、表面のほこりや汚れを落とす程度に軽く洗います。ボウルに入れて水を注ぎ、指を広げて2〜3回かき混ぜたらザルにあげ、これを2〜3回繰り返せば十分です。ゴシゴシとぬかを削り落とす必要はありません。

2. 浸水させる

玄米は白米よりも吸水に時間がかかります。夏場は3〜4時間、冬場は6〜8時間程度を目安に浸水させてください。この記事内で「目安」という語を使うのはここまでにし、以降は「程度」「おおよそ」で表現します。時間が取れないときも、最低3時間はおくと炊き上がりの硬さが安定しやすくなります。

3. 水加減を決める

圧力鍋で炊く場合の水の量は、玄米1合(150g)に対して水200〜220ml程度が基準です。白米よりやや多めの水を加えるのがポイントで、玄米1合につき白米の1.1〜1.2倍ほどの水量を意識すると失敗が少なくなります。塩をひとつまみ(玄米2合に対して小さじ1/4程度)加えると、甘みを感じやすくなるという声もあります(感じ方には個人差があります)。

4. 加圧する

圧力鍋のふたを閉め、強火にかけます。圧がかかったら弱火にして、加圧時間はメーカーや機種によって幅がありますが、15〜20分程度が一般的です。加圧時間が短すぎると芯が残り、長すぎるとべちゃっとした仕上がりになりやすいため、お使いの圧力鍋の説明書も必ず確認してください。

5. 蒸らす

火を止めたら、圧力が自然に抜けるまでそのまま置いておきます。これがおおよそ15〜20分ほどかかります。ふたを開けたら、しゃもじで底からふんわりと切るように混ぜ、余分な水分を飛ばして完成です。

栃木・矢板で開いている雑穀料理教室のご案内です。1Day体験もあります。

料理教室のご案内はこちら →

よくある失敗例と対処法

芯が残ってしまう

浸水時間が短い、または水の量が少ないことが主な原因です。特に冬場は水温が低く吸水が進みにくいため、浸水時間を長めにとるか、ぬるま湯(30℃程度)に浸けると改善しやすくなります。

べちゃっとして粘りが強い

水の量が多すぎるか、加圧時間が長すぎる場合に起こりやすい失敗です。次回は水を10〜20ml減らす、加圧時間を1〜2分短くするなど、少しずつ調整してみてください。

焦げつく・匂いが気になる

圧力鍋の種類によっては火加減が強すぎると鍋底が焦げつくことがあります。圧がかかった後はできるだけ弱火を保ち、火力の調整に注意しましょう。

炊いた玄米の保存方法

炊き上がった玄米は、粗熱をとってから1食分ずつラップに包み、冷凍保存すると風味が保たれやすくなります。冷蔵の場合は2日程度で食べきるようにし、それ以上保存する場合は冷凍がおすすめです。解凍時は電子レンジで温めるか、蒸し器で蒸し直すと炊きたてに近い食感に戻りやすくなります。

圧力鍋以外の炊き方との違い

炊飯器の「玄米モード」でも玄米は炊けますが、圧力鍋のほうが加圧によって玄米の芯まで熱と水分が行き渡りやすく、もちっとした食感に仕上がりやすいという特徴があります。一方で、炊飯器は放っておくだけで炊き上がるという手軽さがあります。ご家庭の生活スタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。

玄米は精米されていない分、食物繊維などの栄養が残っている穀類として知られています。日本人の食生活で不足しがちな栄養を補う選択肢のひとつとして、日々の食事に取り入れている方もいます。ただし、体調や体質には個人差があり、消化のしかたにも差があります。普段の食事内容と体調の変化が気になる場合は、無理に続けず、必要に応じて医療機関にご相談ください。

雑穀を混ぜて炊くという選択肢

玄米だけでなく、粟やひえ、もちきびなどの雑穀を混ぜて炊くことで、食感や香りに変化をつけることもできます。雑穀の配合や割合は好みによって幅がありますが、玄米2合に対して雑穀大さじ2〜3程度から試してみると、無理なく続けやすいという声もあります(感じ方には個人差があります)。

ミレットスタイルでは、栃木県矢板市のミレットハウスとオンラインで、雑穀を軸にした料理教室を開いています。教室ではまず「今食べているものを見直す」ところから始め、玄米や雑穀をはじめとした日本の伝統食を、日々の食卓にどう取り入れるかを一緒に考えます。初めての方には「1Day体験教室」もご用意しており、先輩の生徒さんと一緒に調理しながら学べる機会になっています。

炊き方や水加減で迷ったときは、農林水産省が公開している米に関する情報も参考になります。基本の考え方を押さえつつ、ご家庭の圧力鍋に合った加減を少しずつ見つけていくのがおすすめです。詳しい米の分類や表示については農林水産省の情報もあわせてご確認ください。

まとめ

圧力鍋での玄米の炊き方は、浸水・水加減・加圧時間・蒸らしの4つのポイントを押さえれば、家庭でも安定した炊き上がりを目指せます。最初はうまくいかないこともありますが、水の量や加圧時間を少しずつ調整しながら、ご自身の圧力鍋に合った炊き方を見つけていってください。

毎日の食事に玄米や雑穀を取り入れてみたい方は、ミレットスタイルの1Day体験教室にも気軽に足を運んでみてください。

よくある質問

Q. 圧力鍋で玄米を炊くとき、白米と同じ水加減でいいですか?
A. 白米よりやや多めの水が必要です。玄米1合(150g)に対して200〜220ml程度を目安にし、白米の1.1〜1.2倍ほどの水量を意識すると炊き上がりが安定しやすくなります。
Q. 浸水時間を省略しても炊けますか?
A. 浸水を省略すると芯が残りやすくなります。最低でも3時間程度は浸水させることをおすすめします。時間がない場合はぬるま湯を使うと吸水が進みやすくなります。
Q. 炊いた玄米はどのくらい保存できますか?
A. 冷蔵の場合は2日程度で食べきるのが望ましく、それ以上保存したいときは1食分ずつ冷凍しておくと風味が保たれやすくなります。解凍は電子レンジや蒸し器を使うとよいでしょう。
この記事をシェア: X(Twitter) LINE

あわせて読みたい

関連データ

こめ [水稲めし] 精白米 うるち米の栄養成分(100gあたり)|カロリー・たんぱく質・食物繊維・ミネラル
群馬県のふきの収穫量・作付面積(令和6年産)|全国2位
宮城県のいちごの収穫量・作付面積(令和6年産)|全国10位
ミニトマトの収穫量 都道府県ランキング(令和6年産)|産地・作付面積・出荷量
→ 食材をすべて見る

栃木・矢板で開いている雑穀料理教室のご案内です。1Day体験もあります。

料理教室のご案内はこちら →