
雑穀とは何か|種類・栄養・炊き方を2026年版で解説
この記事の要点
- 雑穀とは米以外の穀類の総称、五穀米などはブレンド商品名
- 白米2合に雑穀大さじ2〜3杯、浸水30分〜1時間が失敗しにくい割合
- 雑穀は白米の代わりでなく食事に少しずつ加える選択肢として提案
雑穀とは、白米以外の穀類をまとめた呼び方
雑穀とは、米・麦以外の穀類、または精製度の低い穀類全体を指す言葉です。あわ・きび・ひえ・もちきび・大麦・玄米・アマランサスなどが代表例で、決まった1品目を指すのではなく「白米以外の穀類の総称」として使われています。栄養成分の細かな基準は農林水産省などの公式情報で確認するのが確実ですが、家庭で扱う場合は「白米に混ぜて炊く穀類」という理解でまず十分です。
雑穀の分類はおおまかに3つ
雑穀と呼ばれるものは、植物としての種類でおおよそ次の3つに分けられます。
- 禾穀類(かこくるい):あわ、きび、ひえ、はと麦など、イネ科の穀類
- 疑似穀類:アマランサス、キヌアなど、イネ科ではないが穀物のように食べられる種
- 豆類:大豆、小豆、緑豆など雑穀ミックスに加えられることが多い豆
スーパーで売られている「十六穀米」や「五穀米」は、これらを数種類ブレンドした商品名で、雑穀そのものの名前ではありません。パッケージの原材料表示を見ると、実際にどの穀類が何種類入っているかが分かります。
雑穀と玄米・白米はどう違うのか
白米は稲の実からぬかと胚芽を取り除いたものです。玄米はぬかと胚芽が残った状態で、雑穀はさらに別の植物の実(あわ・きびなど)を指します。つまり「玄米は精製前の米」「雑穀は米以外の穀類」という違いがあり、どちらも精製度の低さから食物繊維やミネラルが残りやすいという共通点があります。
ミレットスタイルの料理教室では、日本の伝統食を軸に、玄米などの穀類・発酵調味料・新鮮な野菜・海藻類を中心に食べる考え方を伝えています。雑穀はその中の一つの要素で、白米だけの食卓に少しずつ加えていく形で提案されることが多いです。
雑穀に多いとされる栄養の特徴
雑穀の種類によって差はありますが、白米と比べて食物繊維やミネラル(鉄・マグネシウムなど)が多く残っている品目が多いとされています。日本人は食物繊維やカルシウムが不足しがちな傾向があると言われており、雑穀を主食に混ぜることは、その不足分を補う一つの選択肢になります。ただし雑穀を食べたからといって特定の症状が良くなる、という話ではなく、日々の食事全体のバランスの中で考えることが大切です。気になる症状が続くときは医療機関にご相談ください。
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料理教室のご案内はこちら →失敗しない雑穀の炊き方と割合
雑穀ご飯は「割合」と「浸水時間」を間違えると失敗しやすい料理です。よくある失敗例と対策を挙げます。
よくある失敗例
- 雑穀を入れすぎて芯が残る:白米2〜3合に対して雑穀を大さじ4〜5杯以上入れると、芯が残りやすくなります。まずは白米2合に対し大さじ2〜3杯程度から試すと扱いやすいです。
- 浸水せずに炊いてべちゃっとする、または硬くなる:雑穀は品目によって吸水スピードが違うため、洗ったあとに30分〜1時間ほど浸水させる工程を省くと、炊きあがりが不均一になりやすいです。
- 水加減を白米と同じにしてしまう:雑穀を混ぜる場合、白米だけのときより水を大さじ1〜2杯(雑穀大さじ1杯あたり)多めに加えるのが基本の考え方です。商品パッケージに記載がある場合は、そちらの指示を優先してください。
基本の手順(目安)
1. 白米を通常どおり洗う
2. 雑穀を軽くすすいでザルにあげる
3. 白米と雑穀を合わせ、通常の水加減より雑穀の量に応じて水を増やす
4. 30分〜1時間程度浸水させる
5. 通常の炊飯モードで炊く
この手順はあくまで目安です。雑穀ミックスの商品によって推奨する割合や浸水時間が異なるため、パッケージの表示も併せて確認すると失敗が減ります。
雑穀を毎日の食事に取り入れる考え方
ミレットスタイルの料理教室では、「お肉やケーキを食べてはいけない」という禁止の発想ではなく、食べたあとの食事の組み合わせや順番で整えるという姿勢を大切にしています。雑穀ご飯もその一部で、白米をすべて置き換えるのではなく、日々の食事の中に少しずつ加えていくものとして扱われています。
体調の感じ方には個人差があります。雑穀を取り入れたことで「お腹の調子が良い気がする」と感じる方もいますが、これは個人の感想の範囲であり、誰にでも同じように当てはまるものではありません。持病がある方や食事療法中の方は、雑穀を取り入れる前に医師や栄養士に相談することをおすすめします。
雑穀の種類や炊き方の基準について、より詳しい情報を知りたい場合は農林水産省の公開情報も参考になります。
保存方法にも注意が必要
雑穀は白米より脂質を含む品目もあり、高温多湿の環境では風味が落ちやすくなります。開封後は密閉容器に入れ、できれば冷蔵庫の野菜室などで保管すると、風味の劣化を抑えやすくなります。購入後半年〜1年程度を目安に使い切るのがおすすめですが、商品ごとの賞味期限表示を優先してください。
まとめ:雑穀とは、白米の食卓に加える選択肢の一つ
雑穀とは、あわ・きび・ひえなど白米以外の穀類を指す総称で、栄養面での特徴や炊き方のコツを知ることで、日々の食事に無理なく取り入れられます。まずは白米2合に大さじ2〜3杯程度から試し、浸水時間を確保することが、炊きあがりの失敗を減らす近道です。
雑穀を使った食事の組み合わせ方や、日本の伝統食を軸にした献立の考え方に興味がある方は、栃木県矢板市のミレットハウスまたはオンラインで開かれている料理教室の「1Day体験教室」で、実際に手を動かしながら学ぶこともできます。
よくある質問
- Q. 雑穀と五穀米は同じものですか?
- A. 五穀米は雑穀を数種類ブレンドした商品名で、雑穀そのものを指す言葉ではありません。パッケージの原材料表示で内容を確認できます。
- Q. 雑穀ご飯を炊くときの水加減はどのくらいですか?
- A. 白米だけのときより、雑穀大さじ1杯あたり水を大さじ1〜2杯程度多めに加えるのが基本の考え方です。商品の表示がある場合はそちらを優先してください。
- Q. 雑穀は毎日食べても大丈夫ですか?
- A. 体調の感じ方には個人差があります。持病や食事療法がある場合は、取り入れる前に医師や栄養士に相談することをおすすめします。



