
整体とは?整骨院との違いや選び方、体の仕組みを解説
この記事の要点
- 整体は手技で骨格や筋肉のバランスを整え体全体の調和を図る施術です。
- 整骨院は保険適用の急性のケガを扱い整体は自由施術で全身を整えます。
- 通う回数は3〜10回程度が目安ですが個人の生活習慣で大きく変わります。
整体とは?基本の定義と整骨院との違い
整体とは、手技を用いて骨格や筋肉のバランスを整え、体全体の調和を図る施術のことです。特定の資格や法律による定義は一一ではありませんが、一般的には体全体の巡りや関節の可動域に着目し、健やかな状態を維持するための手当てを指します。
整体と他の施術との違い
「整体」と「整骨院(接骨院)」は混同されやすいですが、その役割や仕組みは異なります。主な違いは以下の通りです。
- 整骨院・接骨院:国家資格である「柔道整復師」が施術を行います。骨折、脱臼、捻挫、打撲などの急性のケガに対して、一部保険が適用される場合があります。
- 整体院:体全体のバランスや姿勢、日常的な体の重だるさなどに対してアプローチします。基本的に保険適用外の自由施術となります。
体の状態を確かめ、日頃の姿勢の崩れや関節のこわばりなどをトータルで整えたい場合に選ばれることが多いのが整体です。
整体で体の状態をみる仕組みとアプローチ
整体では、単に痛む場所をもみほぐすのではなく、体全体のつながりから原因を探ります。例えば、右の肩や右の首に重さを感じる場合でも、その原因が別の場所にあるというケースがあります。
体のつながりと見立ての例
体の中では、筋肉や骨格だけでなく、様々な器官が互いに関わり合っています。施術の現場では、以下のような見立てを行うことがあります。
- 右肩や右首の重さ:右側の首から一部が横隔膜に届く「横隔神経」や、自律神経の通り道、あるいは右側にある器官との関連性を考慮し、首や胸の周りを中心に手当てする場所を決めることがあります。
- 頭部の不調:頸部の上部の状態や、頭部全体の循環、顎周りの筋肉(側頭筋、外側翼突筋、咬筋など)や靭帯の緊張を確かめ、手技を選択します。
- 腰や首の季節的な変化:寒い時期や、咳・くしゃみを頻繁に行う時期には、肋骨や肺、横隔膜に関わる神経の出入り口である腰椎・頸椎周りの筋肉に負担がかかりやすくなります。これらを考慮し、全体の可動域を広げるようにアプローチします。
このように、痛いと言われた場所に十分な可動域がある場合、他の部位をかばって負担がかかっていることが多いため、全体のバランスを細かく確かめることが重要です。
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初めて整体を利用する際、どの程度の期間や費用がかかるのかを知っておくことは大切です。これらは個人の体の状態や生活習慣によって大きく変わります。
施術時間と回数のおおよその目安
初回の施術では、現在の状態を詳しく確かめるための時間が必要です。過去のケガや体調、日頃の過ごし方などを伺う時間と施術を合わせて、おおよそ60分から90分程度が一般的です。
通う回数については、3回から10回程度が一つの節目となるケースが多いですが、個人の状況により幅があります。また、日々の食事内容や睡眠環境などの生活習慣も、体が整うペースに影響を与えます。
費用の目安
費用は地域や施術院の立地によって異なります。例えば、地域の物価差を反映し、同一の施術時間であっても以下のように価格に幅が生じることがあります。
- 地方都市の目安:1回あたり6,500円から8,000円程度
- 首都圏(東京など)の目安:1回あたり9,000円から13,500円程度
施術の内容自体は変わりませんが、通いやすさや予算に合わせて検討してください。
良い整体院を選ぶための3つのポイント
自分に合った整体院を見つけるためには、以下の3つのポイントを参考にしてください。
1. 事前の聞き取りが丁寧であるか:現在の状態だけでなく、過去の既往歴や他院での施術経験、日頃の姿勢などを総合的に聞いてくれるかを確認します。
2. 複数の検査方法を組み合わせているか:体の可動域を測るテストや、手を当てて緊張の強い場所を探すテストなど、多角的に体の状態を確かめるアプローチを行っているところが推奨されます。
3. 医療機関への受診を促してくれるか:整体は医療行為ではありません。状態によっては医師による検査が必要な場合もあります。適切な判断で医療機関の受診を優先するよう伝えてくれる施術院は信頼がおけます。
体調に強い不安があるときや、不調が長く続くときは、まずは厚生労働省などの公的機関の情報も参考にしつつ、医療機関へご相談ください。
日常の養生と食べ方の見直し
施術を受けて体を整えるだけでなく、日々の生活習慣を見直すことで、体が本来持つ健やかさを維持しやすくなります。
避けておきたい食事の選択
体が整いにくいと感じる方に共通しやすい食事の傾向として、超加工食品、小麦、乳製品、甘いものの摂りすぎ、高温調理された油(植物油脂)などが挙げられます。これらを控え、左右均等によく噛んで食べることを意識するだけでも、胃腸への負担が和らぎ、体全体の調子が整いやすくなります。
漢方やサプリメントを取り入れる場合も、自身の体質に合うものを慎重に選ぶことが大切です。まずは普段の食事の質を見直すことから始めてみましょう。
よくある質問
- Q. 整体とマッサージは何が違うのですか?
- A. マッサージは主に筋肉をほぐして血行を促すのに対し、整体は骨格や関節の可動域、筋肉のバランスなど体全体の構造的なつながりに着目して調整を行います。
- Q. 施術を受ける際に痛みを伴いますか?
- A. 施術の方法は様々ですが、無理に強い力を加えるものは避けるのが一般的です。体の緊張状態や施術箇所によっては一時的に刺激を感じることもありますが、力加減は調整可能です。
- Q. どのような服装で行けばよいですか?
- A. 関節の動きを確かめたり体を動かしたりするため、ジーンズなどの硬い素材は避け、ジャージやスウェットなどの動きやすくリラックスできる服装が適しています。



