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肩甲骨の間が痛い原因と自分でできる対処法【2026】

公開: 2026-09-14 / 更新: 2026-09-14 ・ 読了 約5分

肩甲骨の間が痛いとき、多くは姿勢のクセによる筋肉の緊張が関係していますが、まれに内臓の状態が影響していることもあります。まずは痛みの出方を確かめ、数日様子を見ても変わらない場合は医療機関への相談も選択肢に入れることが大切です。\n\nこの記事では、肩甲骨の間の痛みが起こるしくみから、自分でできるチェック方法、日常生活での気をつけ方まで、全6章で解説します。\n\n## 肩甲骨の間が痛くなる主なしくみ\n\n肩甲骨の間には、菱形筋(りょうけいきん)や僧帽筋という筋肉が広がっています。デスクワークやスマートフォンの操作で頭が前に出た姿勢が続くと、これらの筋肉が常に引っ張られた状態になり、血流が滞って痛みやこりとして感じられることがあります。\n\n特に多いのが、次の3つのパターンです。\n\n### 姿勢によるもの\n\n猫背や巻き肩の姿勢が長時間続くと、肩甲骨を寄せる筋肉が伸びきった状態で固定されます。筋肉は伸びきったままでも縮んだままでも血流が悪くなりやすく、結果として鈍い痛みやハリ感が出やすくなります。1日8時間以上座って作業をする方では、2〜3時間おきに姿勢を変えるだけでも体感が変わることがあります。\n\n### 呼吸の浅さによるもの\n\n肋骨の動きが小さくなると、呼吸に関わる筋肉と肩甲骨まわりの筋肉が連動して緊張しやすくなります。花粉の時期に咳やくしゃみが続いた後、肋骨や背中まわりが痛くなったという声も少なくありません。呼吸に関わる神経の出入り口や、腰椎・頸椎まわりの筋肉が影響し合っていると考えられています。\n\n### 内臓の状態が関係するケース\n\n見落とされがちですが、内臓の状態が背中や肩の張り方に影響することも知られています。たとえば右側の肩甲骨まわりや右の首の張りには、肝臓そのものや、肝臓に関わる自律神経、首から出て一部が肝臓につながる神経が関係していると見立てて手当てする場合があります。こうした内臓由来の変化は、感じ方や期間に個人差があり、3回目から6回目くらいで変化を感じる方が多いという傾向はありますが、必ずしもすべての方に当てはまるものではありません。\n\n## 自分でできるセルフチェック\n\n体の状態をたしかめる方法として、以下を試してみてください。\n\n1. 深呼吸をしてみる 息を吸ったときに痛みが強くなる場合は、肋骨や呼吸に関わる筋肉の緊張が関係している可能性があります。\n2. 腕を上げ下げしてみる 腕を上げたときにだけ痛む場合は、肩関節や肩甲骨の動きそのものに問題がある可能性があります。\n3. 安静時にも痛むか確認する 動いていないときにもズキズキと痛む、締め付けられるような痛みがある場合は、筋肉の緊張だけでは説明できない可能性があるため、早めに医療機関へ相談することをおすすめします。\n\n痛いと言われた場所を実際に動かしてみると、思ったより可動域が保たれていることがあります。この場合、痛みの原因がその場所ではなく、別の部位をかばった結果として現れている場合が多いという見方もあります。\n\n## 医療機関への相談を検討したいサイン\n\n次のような場合は、自己判断で様子を見続けず、医療機関への相談を検討してください。\n\n- 安静にしていても痛みが続く、または強くなっていく\n- 息苦しさや動悸、冷や汗を伴う\n- 腕や手にしびれが広がる\n- 発熱や倦怠感を伴う\n\n気になる症状が続くときは医療機関にご相談ください。整形外科だけでなく、内科での確認が必要になるケースもあります。全国の医療機関を探す際は、厚生労働省の情報も参考になります。\n\n## 日常生活でできる工夫\n\n### 姿勢を見直す\n\nパソコン画面の高さを目の位置に合わせる、椅子に深く座り骨盤を立てる、といった小さな調整でも、肩甲骨まわりの負担は変わってきます。1時間に1回、両腕を大きく回す、肩甲骨を寄せて開く動きを10回程度行うだけでも、こわばりの感じ方が変わる方もいます。\n\n### 呼吸を意識する\n\n1回数分でよいので、鼻からゆっくり息を吸い、口から長く吐く呼吸を試してみてください。肋骨全体が広がる感覚を意識すると、呼吸に関わる筋肉の緊張がゆるみやすくなるといわれています。\n\n### 食べ方を見直す\n\n体の状態は、日々の食事の影響を大きく受けます。超加工食品や揚げ物などの油、甘いものを摂る頻度が多い方は、量や頻度を少しずつ見直してみるのも一つの方法です。よく噛むこと、特に左右均等に噛むことも、体のバランスを保つうえで意識したいポイントです。\n\n## 整体・オステオパシーでの見立ての一例\n\n当院(くさか整体)では、初診で問診と施術を合わせて60〜90分ほどお時間をいただき、過去の既往歴やほかの施術所での経過、健康診断の結果、どのような動作で痛みが強まったり和らいだりするかを詳しくうかがっています。\n\n手を当てて緊張の強い場所を探すテスト、どちらを先に手当てするかを見極めるテスト、筋力のテスト、全身の可動域の確認などを組み合わせながら、痛みの本当の原因がどこにあるかを探っていきます。過去の手術や怪我の有無によっても、関節・筋肉・頭蓋・内臓のどこを中心に手当てするかは変わってきます。\n\n通う回数は3〜10回くらいとお伝えすることが多いですが、これはあくまで体の状態や生活習慣によって大きく変わる目安であり、日々の食事や睡眠の影響も少なくないと感じています。\n\n## まとめ\n\n肩甲骨の間の痛みは、姿勢や呼吸の浅さといった日常的な要因から起こることが多い一方、内臓の状態が関わっている場合もあります。まずは深呼吸や腕の動きで痛みの性質を確かめ、安静にしていても痛む、しびれを伴うといった場合は、早めに医療機関へ相談することをおすすめします。日々の姿勢や食べ方を少しずつ整えることも、長い目で見た体づくりにつながります。

よくある質問

Q. 肩甲骨の間が痛いとき、まず何をすればいいですか?
A. 深呼吸をして痛みが強まるか、腕を上げ下げして痛みが変わるかを確かめてみてください。安静にしていても痛みが続く場合や、しびれ・発熱を伴う場合は、自己判断で様子を見ず医療機関にご相談ください。
Q. 肩甲骨の間の痛みは内臓と関係がありますか?
A. 関係している場合があると考えられています。たとえば右側の張りには肝臓に関わる神経が影響していると見立てることもありますが、これは一例であり、個人差があります。気になる場合は医療機関での確認もあわせて検討してください。
Q. 整体に通う場合、どのくらいの回数が必要ですか?
A. 3〜10回くらいが一つの目安とされることが多いですが、体の状態や生活習慣、特に食事内容によって大きく変わります。回数を保証するものではなく、あくまで体の状態を見ながら進めていくものです。
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